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 情報処理推進機構(IPA)は2021年7月16日、同機構が運営する「情報処理技術者試験」と「情報処理安全確保支援士試験」の受験料改定を発表した。現行の5700円から7500円に引き上げられる。ペーパー方式は2021年の秋期試験(10月実施)から、パソコン上で試験を受けるCBT(Computer Based Testing)方式では2022年4月以降の試験から適用する。

 同日閣議決定された「情報処理の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令」に基づく措置。試験問題の印刷・運搬費用や会場借料の値上がり、CBT方式の導入、新型コロナウイルス感染症対策などを背景に運営費用がかさんでおり、今後も安定的に試験制度を運営するため料金改定したという。なお、情報処理技術者試験の受験料は税込み7500円で、情報処理安全確保支援士試験の受験料はこれまで通り非課税で7500円。

 情報処理技術者試験は、経産省が「情報処理の促進に関する法律」に基づき、情報処理技術者としての「知識・技能」の水準がある程度以上であることを認定する国家試験。1969年から実施している。情報処理安全確保支援士試験も合わせると、これまでに累計約2087万人が応募し、合格者は約295万人に上る。