ヤフーとはてなは2021年7月19日、Webサイト上に書き込まれた投稿をAI(人工知能)で評価するヤフーの独自技術「建設的コメント順位付けモデル」を、はてなが導入したと発表した。ソーシャル・ブックマーク・サービス「はてなブックマーク」の「人気コメント」に掲載される内容を健全化する狙いだ。

 同モデルは、ヤフーがニュース配信サイト「Yahoo!ニュース」のコメント投稿欄、いわゆる「ヤフコメ」の健全化を目的に自社開発した深層学習ベースのAIだ。1つひとつのコメントについて「客観的で、必要であれば根拠を提示しているか」「新たな考え方や解決策、見識を提供しているか」などを評価し、スコアを算出する。

 ヤフーは2018年から同モデルをYahoo!ニュースで利用し始めた。次いで2020年9月には同モデルに基づくスコアを算出する機能を外部に公開。コメント投稿機能を備えたWebサービスを運営する国内企業が、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)経由で各コメントのスコアを取得できるようにした。同モデルの採用企業はユーザベースなどに続いてはてなが4社目。

 はてなは2021年6月、「はてなブックマーク」の「人気コメント」に多様なコメントが表示されるための施策として算出アルゴリズムを変更していた。加えて、近年課題となっていた攻撃的な投稿や不穏当な表現の表示を抑制し、建設的なコメントが表示されやすくなるようヤフーの技術を採用したという。

■変更履歴
公開当初、ユーザベースの社名をユーザーベースとしていました。おわびして訂正します。本文は修正済みです。[2021/7/20 10:30]