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 内閣官房IT総合戦略室(IT室)は2021年7月20日、「ワクチン接種証明書」の接種者の氏名などで外字の印刷を可能にする設定方法を全国の自治体に情報提供した。埼玉県戸田市デジタル戦略室が考案したのを受けて公表した。

 政府は7月26日から市区町村が海外への渡航者を対象に偽造防止用紙に印刷して接種証明書を発行できるようにする。しかし市区町村が接種証明書の印刷に使う「ワクチン接種記録システム(VRS)」は外字に対応していない。このままでは外字で登録された接種者の氏名などの印字ができないので、接種証明書の申請者は市区町村に対して代替文字の申請が必要だった。

 このため戸田市はIT室にVRSの仕様を確認したうえで、動作を検証して独自に対応マニュアルを作成した。マニュアルによると一般的な環境の場合は住民基本台帳システムで使用している外字ファイルを総合行政ネットワーク(LGWAN)に接続したWindows10の端末にコピーして、Microsoft Edgeなどのブラウザーの設定をすると外字の印刷が可能になる。

 ただし、接種証明書のベースフォントはゴシック体のままなので、住民基本台帳などで使う明朝体のデザインで作成された外字とは異なる印字になるという。

ワクチン接種記録システム(VRS)で外字を表示・接種証明で印字する方法
ワクチン接種記録システム(VRS)で外字を表示・接種証明で印字する方法
(出所:埼玉県戸田市デジタル戦略室)
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