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 自転車や歩行者などの検知は、ミリ波レーダーを2個搭載して実現する。上下に2個重ねたモジュールを車両中央付近の左側に搭載する(図2)。2個のうち一方が車両後方側、もう一方が前方側を主に検知し、168度という広角の検知を実現する。車両左側面から2m程度、車両後部から後ろへ1~2mの範囲で動く自転車や歩行者などを検知できるという。なおミリ波レーダー単体の検知角については明らかにしていない。

図2 ミリ波レーダーを2個搭載
図2 ミリ波レーダーを2個搭載
上下に重ねて一つのモジュールとしている。(撮影:日経クロステック)
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 実演では、スーパーグレートと自転車を模擬した障害物を並んで走らせて、左折時に衝突しそうになると車両に自動でブレーキをかける様子を披露した。何度か実演していると、ときにはぶつかることがある。三菱ふそうの技術者は「衝突時の被害軽減を狙ったもので、衝突を完全に回避するものではない」と説明する。

 今回、前方車追従と車線維持を実現するレベル2の運転支援機能「アクティブ・ドライブ・アシスト2」の作動中において、緊急時に車両を減速して同一車線内で停止させる新しい機能についても実演した。21年6月からスーパーグレートに採用したもので、こちらも「商用車で国内初めて」(三菱ふそう)。ハンドル操作が約60秒間検知されない場合、モニター表示と音で運転者に警告し、同一車線内で車両を減速して緊急停止する。