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年間200GWh以上の電池生産体制

 全車をEVにするため、電池の調達規模を拡大する。年間200GWh以上の電池容量を確保するため、世界中のパートナーとともに8カ所のセル生産ギガファクトリーを設立する。これらのセル生産拠点は、すでに計画されている9カ所の電池システム生産拠点に追加して設立される。

 次世代電池は高いレベルで標準化され、同社の90%以上のモデルで共用できる。また商用車など個別のカスタマイズが必要なモデルにも使える柔軟性を持つという。最先端の電池技術を生産中のモデルに採用していくことで、モデルの生産ライフサイクル中でも航続距離を伸ばしていけるという。

 次世代電池の開発では、米シラナノテクノロジーズ(Sila Nanotechnologies)などのパートナーと協力し、負極にSiとカーボンの複合材を使用することでエネルギー密度を高める。これにより航続距離を伸ばし、充電時間を短縮する。また、さらに高いエネルギー密度と安全性を備えた全固体電池の開発もパートナーと協議しているという。

 同社は現在、航続距離が1000km以上となるコンセプトEV「Vision EQXX」を開発している。高速走行で100km当たりの使用電力量を10kWh未満にすることを目指しており、同社のF1高性能パワートレーン部門の専門家を含む複数の分野にまたがるチームが開発を進めている。開発で得られた技術は、同社の新しいEVに応用される可能性がある。Vision EQXXは2022年に発表される予定だ。