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 三菱自動車は2021年7月29日、中型SUV(多目的スポーツ車)の新型「アウトランダー」にプラグインハイブリッド車(PHEV)を設定し、今冬に日本で発売すると発表した。現行アウトランダーにはPHEVとガソリンエンジン車があるが、今回の新型車はPHEVだけになる。日本へのガソリン車の投入は予定していない。

 車載半導体不足の影響を受けて三菱自は、21年度(21年4月~22年3月)に全社で約4万台の減産を行う予定だが、「今回の新型車は、半導体不足の影響を受けていない」(同社)と言う。同社はこれまで、今回の新型車を22年度に発売するとしていた。半導体不足の影響を回避できたことで、今回の新型車を前倒しで日本に投入することを決めた()。

新型車のイメージ
図 新型車のイメージ
(出所:三菱自動車)
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 日本で発売する新型車をPHEVだけにしたのは、「PHEVを中心に据えて、30年までに新型車からの二酸化炭素(CO2)排出量を10年度比で約40%削減する、30年の世界販売に占める電動車の比率を50%にする」という三菱自の戦略に沿ったものである。
 
 また、現行アウトランダーの販売比率を見るとPHEVが約7割、ガソリン車が約3割となっている。ガソリン車のユーザーの中には、「3列シート車があるので購入した」という声があったという。PHEVは2列シート車だけである。

 そこで今回の新型車は、プラットフォームの改良や部品レイアウトの最適化などによって、PHEVで3列シートを実現した。またPHEVシステムを改良し、モーター出力を高め、リチウムイオン電池パックの容量を増やした。これにより、力強い走りと航続距離の延長を実現した。