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 横河電機は、千葉県市原市五井地区のコンビナートにおけるカーボンニュートラルの実現を目指し、産業間連携調査を開始した。同地区の複数の事業所を対象に、エネルギーバランスや排出される二酸化炭素(CO2)の回収・再利用状況について現状を調査し、カーボンリサイクル事業の実現の可能性を探る。2050年までに、同地区のコンビナート全体でのCO2排出量を実質ゼロにする目標を立てている。

* 横河電機のニュースリリース

 この調査は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「コンビナート等における産業間連携を活用したカーボンリサイクル事業の実現可能性調査」(事業期間:20~22年度)に基づく。同社は21年2月、同事業のうち「千葉県五井地区産業間連携調査」を受託。同地区とその周辺地域でCO2排出量の多い事業所に調査への協力を要請するとともに、CCUS(Carbon Capture, Utilization and Storage:二酸化炭素回収・利用・貯留)技術の調査などを進めてきた。

 さらに同年7月からは、同地区と周辺地域にある異業種の事業所群の協力を得て、「コンビナート全体の物質とエネルギーの有効利用」「CO2回収・有価物転換」「水素マネジメント」の3つを軸としたカーボンリサイクル事業の実現可能性を調査する()。今後、これらの企業とのコミュニティー全体でCO2排出量実質ゼロを目指す。

図 産業間連携を活用したカーボンリサイクル事業のイメージ
図 産業間連携を活用したカーボンリサイクル事業のイメージ
(出所:横河電機)
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 今回の調査には、同社に加えて子会社の横河ソリューションサービス(東京都武蔵野市)や英KBC Advanced Technologies(KBCアドバンストテクノロジーズ)も参画。横河電機グループが国内外のコンビナートで培ってきたプロセス改善やエネルギー効率改善の知識の他、異業種連携に関するコンサルティング事業などで蓄積したノウハウ、地域レベルでの需給制御を可能にするバーチャル・パワー・プラント技術 、需給に応じた最適制御を図るエネルギー・マネジメント・システム、最適な生産計画の実行を支援するシミュレーション技術などを生かす。