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 日立製作所は2021年7月30日、2021年4~6月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。売上収益は前年同期比48.5%増の2兆3674億円、調整後営業利益は同2.2倍の1304億円で増収増益だった。ITセグメントは好調を維持し、同セグメントの調整後営業利益は第1四半期(4~6月期)として過去最高を更新した。

 ITセグメントの売上収益は同3%増の4428億円、調整後営業利益は同14%増の436億円だった。公共や金融、プラットフォームなど幅広い事業で収益が改善し、調整後営業利益と調整後営業利益率(9.8%)はともに第1四半期として過去最高だった。

 日立は2020年7月にスイス重電大手ABBから送配電網(パワーグリッド)事業を買収し、2021年7月には米IT企業のGlobalLogic(グローバルロジック)も買収した。日立の河村芳彦執行役専務は両社の買収により、「GX(グリーントランスフォーメーション)とDX(デジタルトランスフォーメーション)を強力に推進していく2つのツールがそろった」との認識を示した。

 2022年3月期の業績予想は据え置いた。売上収益は前期比8.8%増の9兆5000億円、調整後営業利益は同49.4%増の7400億円を想定する。グローバルロジックの買収は売上収益で900億円の増収、調整後営業利益で180億円の増益効果を見込む。