PR

 トヨタ自動車の生産子会社であるトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)は2021年7月30日、小型ハイブリッド車(HEV)新型「アクア」の生産開始を記念し、ラインオフ式を開催した(図1)。先代車と同様に同社岩手工場(岩手県金ケ崎町)で生産し、東日本大震災からの復興の象徴と位置づける。

図1 トヨタ自動車東日本の岩手工場で生産が始まった新型アクア
図1 トヨタ自動車東日本の岩手工場で生産が始まった新型アクア
全面改良により2代目となった。(出所:トヨタ自動車東日本)
[画像のクリックで拡大表示]

 ラインオフ式に出席したトヨタ自動車東日本取締役社長の宮内一公氏は、アクアについて「HEVをより多くの人に乗ってもらえる基盤を築いた。今後も震災復興と東北経済の回復を象徴する存在でありたい」と力を込めた(図2)。

図2 トヨタ自動車東日本取締役社長の宮内一公氏
図2 トヨタ自動車東日本取締役社長の宮内一公氏
(出所:会見の様子をキャプチャー)
[画像のクリックで拡大表示]

 式典にはトヨタ社長の豊田章男氏もビデオメッセージを寄せ、「『ヤリス』もある中でのアクアらしさ…。多くの人が苦労したのではないか」(同氏)とねぎらうとともに、「発売から10年が経過し、2代目アクアが変わらず岩手で立ち上がることをうれしく思う」(同氏)と述べた。

 会見では、新型アクアが全車に標準装備する「非常時給電システム」についても説明した(図3)。同機能を使用すると、燃料が満タンの状態で一般家庭の約5日分の電力を供給できるという。豊田氏は、同機能について「災害時に運転者が周囲の助けになれる」と自信を見せた。

図3 非常時給電システムの実演
図3 非常時給電システムの実演
給電機能を使い「AQUA」の文字を点灯した。燃料が満タンの状態で一般家庭(400Wを想定)の約5日分の電力を供給できる。(出所:会見の様子をキャプチャー)
[画像のクリックで拡大表示]