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 米Ford Motor(フォード)は2021年7月27日、ミシガン州ロムルスに新しい電池研究センター「Ford Ion Park(フォード・イオン・パーク)」を設立すると発表した。イオンパークでは、電池および電池セル技術の研究、開発および将来の電池生産技術の研究が行われる。

新しい電池研究センターのイラスト
新しい電池研究センターのイラスト
(出所:Ford Motor)
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 同社は2010年にミシガン州を電動化の中心地にすることを決めた。ディアボーンのルージュEVセンターでは、州の支援を得て500人の雇用を追加し、ピックアップトラックの電気自動車(EV)「F-150 Lightning」を組み立てることが決まっている。またヴァンダイク変速機工場を電動パワートレーンセンターに変更し、生産ラインを拡大してモーターやトランスアクスルを生産する。今回のイオンパーク設立はこうしたEVシフトの取り組みの一つとなる。

 イオンパーク設立は、フォードが2025年までに行う300億ドルの電動化投資計画の一部だ。投資額は1億8500万ドルで、そのうち電池セルおよびセルアレイの開発、試験などに対する「共同学習ラボ」に1億ドルを充てる。イオンパークの開所は2022年になる。

 イオンパークは既存の27万平方フィート(約2万5000m2)の施設を改修し、電極、セル、アレイの設計、製造の試験設備を導入する。最大200人のエンジニアが研究に従事するという。

 また、最先端の技術を用いた新しい生産技術を試験的に導入する。これにより、新素材を使った電池セルを迅速にスケールアップすることが可能になる。そのほか、原料採取からリサイクルに至るまで、様々な専門家やサプライヤー、パートナー企業と協力する。