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 アンリツは2021年7月29日、2022年3月期第1四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比7.4%減の237億8800万円、営業利益は同39.8%減の30億8300万円、四半期純利益は同40.6%減の21億円だった。減収の理由について、同社は世界的な半導体不足を挙げている。

発表資料(PDF) 2022年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

 通信計測事業は、5G(第5世代移動通信システム)サービスの広がりに伴って、5Gチップセットや携帯端末の開発需要が順調に推移した。しかし、半導体不足の影響を受けて、売上高は同12.8%減の167億9100万円となった。異物検出機や計量機などを扱うPQA(プロダクツ・クオリティ・アシュアランス)事業は、国内外の食品市場で設備投資が堅調だったことから、同15.6%増の51億300万円と売上を伸ばした。このほかの事業は、センシング&デバイス事業が価格競争の激化などで利益率を落とすなどし、売上高は同6.1%減の18億9300万円、営業利益は同74.7%減の4900万円だった。

 半導体不足が売り上げに影響したことについて、同社は「半導体不足がなければ、ほぼ計画通りの売り上げと言える」としており、「リスクの1つとして捉え、代替部品への変更や設計変更などの施策を講じている」とコメントしている。なお、通期の業績見通しに変更はないという。