PR

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2021年8月5日に発表した同年7月の車名別新車販売台数によると、登録車と軽自動車を合わせた総合順位で、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」シリーズが首位となった。

 同年6月の総合順位では、ホンダの軽自動車「N-BOX」が10カ月ぶりに首位に立ったが、7月はヤリスシリーズが首位を奪い返した。

 トヨタは21年6月に車載半導体不足の影響で、子会社であるトヨタ自動車東日本の岩手工場(岩手県金ケ崎町)と宮城大衡工場(宮城県大衡村)で生産調整を行った。両工場ではヤリスシリーズや小型SUV(多目的スポーツ車)「C-HR」を生産している。ただ、生産調整による販売への影響を最小限に抑えたことで、ヤリスシリーズの7月の販売台数は6月より8000台以上増えた(図1)。

ヤリス
図1 首位を奪い返した「ヤリス」
(出所:トヨタ自動車)
[画像のクリックで拡大表示]

 トヨタ車では小型車「アクア」が躍進した。6月の販売台数は2460台で、登録車だけの順位で20位にとどまっていたが、7月は総合順位で8位に入った。全面改良して21年7月19日に発売した新型車の効果が早くも表れた。

 登録車では、ホンダの小型SUV「ヴェゼル」も健闘した。7月の販売台数は前年同月比で158.0%増の7573台であり、総合順位で10位に入った。6月は登録車だけの順位で9位(販売台数は5692台)だった(図2)。

ヴェゼル
図2 10位に入った「ヴェゼル」
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]

 軽自動車では総合順位で10位以内に入った4車種のうち、ホンダのN-BOXを除く3車種が前年同月に比べて販売台数を大きく減らした。半導体不足による生産調整が影響したようだ。前年同月比では、ダイハツ工業「タント」の落ち込みが目立つ。7月の販売台数は7895台であり、6月より1000台以上販売を減らした。

 総合順位で10位以下の軽自動車でも、スズキ「ハスラー」や日産自動車「ルークス」などの7月の販売台数が、前年同月に比べて大きく落ち込んだ。また6月と比べると、ハスラーは1600台以上、ルークスは900台以上販売を減らした。

 なお、21年7月の新車販売上位10車種は、以下の通りである(カッコ内は前年同月比の増減率、※は軽自動車)。

2021年7月メーカー名車種名販売台数
1位トヨタヤリス2万3200台(+65.7%)
2位ホンダN-BOX1万6992台(+4.7%)※
3位トヨタルーミー1万4807台(+126.8%)
4位スズキスペーシア1万983台(-17.7%)※
5位トヨタカローラ9242台(-15.9%)
6位ダイハツムーヴ8979台(-10.9%)※
7位トヨタアルファード8964台(+6.1%)
8位トヨタアクア7902台(+117.0%)
9位ダイハツタント7895台(-39.8%)※
10位ホンダヴェゼル7573台(+158.0%)