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 日産自動車は2021年8月18日、7代目となるFR(前部エンジン・後輪駆動)スポーツカー「Z」の米国仕様を発表した。型式こそ現行と同じ「Z34」だが「8割の部品」(同社)を刷新し、日産は「新型」と位置付ける。22年春に米国で発売する予定。日本仕様の「フェアレディZ」は21年冬に発表し、米国の次に発売するとみられる。

7代目「Z」(出所:日産)
7代目「Z」(出所:日産)
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 予定通り発売されれば、08年に6代目を発売して以来、14年ぶりの新車となる。これまでの販売台数のうち「大半が米国」(日産)であることから、米国で最初に発売する。

 プラットフォームは現行を踏襲した。外形寸法は全長172.4インチ(約4379mm)×幅72.6インチ(約1844mm)×高さ51.8インチ(約1316mm)、ホイールベースは100.4インチ(約2550mm)である。

 価格の発表はこれから。日産最高執行責任者(COO)のAshwani Gupta(アシュワニ・グプタ)氏は「50年以上もの間、『Z』は手の届く夢のスポーツカーであり続けている」とコメントし、大きな値上げはないことを示唆した。

12.3型の液晶メーターディスプレーを採用した。(出所:日産)
12.3型の液晶メーターディスプレーを採用した。(出所:日産)
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 ガソリンエンジンは「スカイライン」にも搭載する排気量3.0LのV型6気筒ターボ「VR30DDTT」で、現行の3.7Lからダウンサイジングした。一方で最高出力は405PS(298kW)、最大トルクは350lb-ft(475N・m)で、現行の247kW、365N・mから向上させた。9速自動変速機(AT)と6速手動変速機(MT)を用意する。

 エンジンにはターボ回転センサーや吸気側の電動バルブタイミング機構を採用し、出力などを高めたとする。

 サスペンションは、前側にアルミニウム合金製ダブルウィッシュボーン式を採用した。キャスター角を大きくし、直進安定性の向上を図った。前後のダンパーに新設計の大径モノチューブダンパーを採用した。減衰力を現行に比べて約20%低減させることで、路面突起乗り越し時の衝撃を抑えたという。

7代目「Z」のリアビュー(出所:日産)
7代目「Z」のリアビュー(出所:日産)
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