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 トヨタ自動車は2021年8月19日、同社の販売会社9社が3318人分の顧客の個人情報を同社に提供していたと明らかにした()。販売店の営業担当者が、同社の顧客向けウェブサイト認証サービス「TOYOTA/LEXUS共通ID」に、顧客の個人情報を本人の同意を得ずに登録していた。同社が販売店に対し、同IDの発行を推奨する活動をしていたことが一因だという。

表 トヨタに顧客の個人情報を提供した販売会社と、提供した個人情報の件数
表 トヨタに顧客の個人情報を提供した販売会社と、提供した個人情報の件数
(出所:トヨタ自動車)
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 発端は21年3月、トヨタの販売店である福岡トヨペットで同様の事例が明らかになっていた。その後、全国の販売店を調査した結果、そのほかの販売会社も顧客の個人情報を、本人の承諾を得ずに同社に提供していたことが分かった。

 販売会社が提供していたのは、顧客が車両注文書やアンケートなどに記載した個人情報。顧客の氏名や生年月日、性別、住所、電話番号、コネクテッドサービスを契約する車両の所有情報を含む。生年月日や性別は、一部の顧客のみが対象だという。

 トヨタは同社のサーバーに保管していた対象のIDや個人情報について、同社以外に流出した事実がないことを確認しており、現在削除を進めている。削除は21年8月20日に完了する予定だという。