日鉄ソリューションズ(NSSOL)は2021年8月25日、製造業をDX(デジタルトランスフォーメーション)の文化が定着した「デジタル製造業」に変革するための支援を提供するサービスブランド「PLANETARY(プラネタリー)」を発表した。親会社の日本製鉄をはじめとする製造業に提供してきた既存のIT支援サービスに新サービスを加え、統一ブランドとして展開する。

 同社の佐藤文敏執行役員DX&イノベーションセンターデジタル製造業センター所長は「ブランドの統一により製造業のDXを点ではなく面で支えたい。製造業のファーストDXパートナーを目指す」と抱負を語る。目標として、デジタル製造業関連の売り上げを2021年現在の約450億円から2025年度には750億円まで伸ばすことを掲げた。

新ブランドについて説明する佐藤執行役員
新ブランドについて説明する佐藤執行役員
(出所:日鉄ソリューションズ)

 同社は製造業のDXを4つのステージに分類。課題やテーマが散在した状態の「STAGE0」、各テーマが吟味され、優先順位付けや役割分担が済んだ状態の「STAGE1」、DXの取り組みが全社の取り組みとして共通認識を得て、主管組織や進め方を確定した状態の「STAGE2」、DXの取り組みが継続され文化として定着した状態の「STAGE3」だ。PLANETARYではこの各ステージを支援するサービスを提供する。

 PLANETARYのサービスは大きく分けて4種類だ。1つ目は「テーマコンサルティング」。設計と製造の連携や作業員への支援、顧客エンゲージメントの分析など、DXに取り組むテーマを定めるための支援を提供する。2つ目は「テクノロジーメニュー」。サービスをパッケージ化し、機械学習の導入やクラウドの活用といった「すぐに始められる」技術を提供する。3つ目は「ビジネスデザイン」。DXの文化を定着させるため、DXのグランドデザインの作成やソフトウエアの内製化などを支援する。4つ目は「データアセタイズ」。顧客が持つデータの活用目的や方法を考えるためのワークショップや、データ活用人材を育成するための支援を提供する。

 「テーマコンサルティング」に含まれる顧客エンゲージメントの分析は新規に立ち上げるサービスの1つだ。佐藤執行役員は同サービスについて「製造業が取り組んでこなかった領域。どんな情報があればどのような気づきが得られるかを、製造業とタッグを組んで探っていきたい」と語った。