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 ケーブルテレビ(本社:栃木県栃木市)とJストリームは2021年8月25日、インターネットトラヒック流通の効率化のために、オープンキャッシングの実証実験を実施すると発表した。

 今回の実証実験は、「地域にトラヒックの交換拠点を形成して地域のISP(インターネットサービスプロバイダー)のトラヒックを集めるとともに、そこにコンテンツ事業者を呼び込むことで、トラヒック交換拠点が東京圏や大阪圏に集中している現在のネットワーク構造を改めて、地域分散型への移行を図っていく」ことを念頭に実施する。日本のインターネット全体としての効率性や安定性を向上させる狙いである。

 そこで実証実験では、地域の集約ISPに共用キャッシュを配置し、その効果を測定する。共用キャッシュの1つとして「オープンキャッシング」と呼ぶシステムを導入し、検証する。オープンキャッシングとは、ISPとCDN事業者の新しい形の協力モデルであり、ISPが設置したキャッシュサーバーを、CDNの共用型キャッシュサーバーとして使用する。米国の業界団体であるStreaming Video Allianceが標準化を進めている。日本で初めて行われるオープンキャッシングの実証実験という。

 この実証実験は、総務省が2021年5月に公募した「トラヒック流通効率化に向けたHTTPS通信キャッシュ活用型集約ISPに関する調査研究の請負」において、ケーブルテレビが同省から請負人に選定されたことを受け、この請負業務の一環として実施する。実験期間は、2021年11月1日から12月31日までを予定する。

発表資料