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 りそなホールディングス(HD)が地方銀行との連携を加速している。千葉県の京葉銀行とデジタル分野などで戦略的な業務提携を結んだと2021年8月24日に発表した。りそなHDは常陽銀行と足利銀行を傘下に持つめぶきフィナンシャルグループともデジタル領域で提携しており、新たな地銀連合として注目を集めそうだ。

 両社は今回の提携により、将来的に5年間で計100億円の効果を見込む。例えば、りそなHDが顧客向けスマートフォンアプリを京葉銀行に提供したり、デジタルマーケティングやデータ分析などを支援したりすることを想定する。相続・事業承継などのソリューション分野や人材育成でも手を組む。

 地銀を巡っては、SBIホールディングスも複数の地銀と資本提携を結び、デジタル分野などで相乗効果を引き出そうとしている。りそなHDの場合、「資本関係やシステム統合にとらわれない柔軟な連携」を志向している。

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 事実、京葉銀行はりそなHDとの提携を発表する以前から、日立製作所と静岡銀行が共同開発したオープン勘定系パッケージを2023年度中に導入する計画を進行中。りそなHDとの提携はスマホアプリなどの領域が中心で、勘定系の刷新計画に変更はない。

 地銀からすると、りそなHDのこうした「柔軟な連携」は、地銀が今後も高い自由度を維持して経営しやすいことになるため、地銀側にとっても組みやすい。ただその半面、提携によるシナジーをどの程度引き出せるのかが問われることになる。