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 海外への渡航者を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)のオンライン申請が進みそうだ。政府は2021年8月23日から、マイナンバー制度の個人向けサイトである「マイナポータル」経由で申請するための申請標準様式を各自治体に配布。8月30日時点で6つの自治体が運用を始めている。

 ワクチン接種証明書のオンライン申請には、自治体の各種手続き申請に使われる汎用的なサービスである「ぴったりサービス」を使う。申請者はマイナポータル上で申請の手続きをできるようになった。政府が申請の標準様式を作成し、「希望する一部自治体で23日から運用を始めた」(内閣官房副長官補室担当者)。8月30日時点で宮崎県都城市や山形県寒河江市、愛媛県松野町、北海道初山別村、大分県中津市、鹿児島県南さつま市の6自治体が運用を始めている。

 ワクチン接種証明書は2021年7月26日から全国の市区町村で発行が始まったが、政府が当初整備したのは紙による申請事務フローだった。一部自治体では独自にオンライン申請の仕組みを用意したものの、多くの自治体では窓口や郵送で紙の申請を受け付けている。

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 政府はワクチン接種証明書を電子発行できるように2021年内をめどにシステムを整備する計画だ。2021年9月1日に設立されるデジタル庁が電子発行のシステム構築を担当する。

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