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 米Qualcomm(クアルコム)は2021年8月26日、東京都立産業技術研究センター(都産技研、TIRI)の5Gミリ波ラボの開設を、米Thundercomm Technology、米Keysight Technologiesとの協業で支援したと発表した。この施設では、主に中小企業を対象に、5Gミリ波対応製品の設計、開発、試験を支援する。

関連プレスノート: Qualcomm, Thundercomm and Keysight Cooperate on the Launch of 5G mmWave Lab at Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute

 都産技研は、東京都が2006年4月に公設試験研究機関として設立。東京都内で新商品開発を進める中小企業への技術的な支援と、新産業の創出、社会的課題の解決を目的に、活動を行っている。

 今回開設した5Gミリ波ラボでは、スマートファクトリー、スマートシティ、その他産業用途に向けた、プライベートネットワーク/ローカルネットワーク対応5Gミリ波製品開発を支援する。5Gミリ波を使ったビームフォーミング特性評価など、5Gミリ波アンテナの位置や方向、製品筐体(きょうたい)材質の最適化に必要な試験なども実施できる環境を提供する。

スマートファクトリーのイメージ(出所:Qualcomm)
スマートファクトリーのイメージ(出所:Qualcomm)
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 ラボ開設にあたって、QualcommはThundercommに向けて、ビーム特性評価、検証作業に関するトレーニングを実施している。Thundercommは、n257(28GHz帯)、n258(26GHz帯)、n261(27GHz帯)などの5G/4G対応周波数帯をサポートする同社の「T55 System-On-Module」をベースとした開発キットを提供。このキットには、「QualcommのSnapdragon X55 5Gモデム-RFシステム」と「QTM525アンテナモジュール」が搭載されている。

 Keysightは5Gネットワークエミュレーター「E7515B」やミリ波対応試験装置「F9650A」を含む5G端末試験環境を用意。これらを使うことで、プライベート5Gネットワークやローカル5Gネットワーク上での端末性能検証が可能となる。

 5Gミリ波ラボは、都産技研のWebサイトから予約することで利用可能となる。

都産技研のWebサイト: 中小企業の5G・IoT・ロボット普及促進事業