ミスミグループ本社は、機械部品のオンライン受注サービス「meviy」(メヴィー)の機能を強化し、穴の種類や精度などの製造情報を自動でmeviyに反映する機能を追加した。従来に比べて作業効率を約30%改善できるという。同社は、トヨタ自動車と共同でmeviyの機能強化に取り組んでおり、その一環で新機能を開発した。

図 従来(上)と新機能(下)の発注までの手順の比較
図 従来(上)と新機能(下)の発注までの手順の比較
(出所:ミスミグループ本社)
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 meviyは、ユーザーが3D-CADデータをアップロードすると即時に見積もりを出し、最短1日で部品を出荷するサービス。金型部品や試作加工品、板金部品、切削プレートなどの部品を加工する。

 新機能により、3D-CAD上で設定した穴の種類・精度がmeviyに自動で反映される。対応する3D-CADは、「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA 設計製造支援 iCAD SX」と「SOLIDWORKS」。従来は[1]3Dデータをアップロードする、[2]meviy上で穴の種類・精度などを設定する、[3]製造情報を確認して発注する、の3つの手順を踏む必要があったが、新機能によって発注までの手数を減らせる。

 新機能は、トヨタ自動車で設備開発を担当する「モノづくりエンジニアリング部」と共同で開発したものだ。トヨタのモノづくりエンジニアリング部は、3D-CADデータのみで設備の設計・加工・組み付けを完結させる仕組みを構築しており、meviyも活用していた。その中で、3D-CADデータに設定した製造情報をmeviyに自動反映したいというニーズが生まれたため、ミスミグループ本社はトヨタのノウハウをmeviyに移植し、新機能を実現したという。今後も共同開発を継続し、製造業の業務効率の改善と、紙図面の廃止などによる環境課題の解決を目指す。