PR

 米Diodes(ダイオーズ)は、車載向け電流制限スイッチICを発売した ニュースリリース 。同社が車載向け電流制限スイッチICを市場投入するのは今回が初めて。新製品は車載用半導体ICの品質規格「AEC-Q100グレード1」に準拠する。車載USB端子や、電子制御ユニット(ECU)の電源配線などの過電流保護や短絡保護に向ける。

最大1.5Aを流せる車載向け電流制限スイッチIC
最大1.5Aを流せる車載向け電流制限スイッチIC
(出所:Diodes)
[画像のクリックで拡大表示]

 新製品は電流検出回路を内蔵しており、ユーザーが設定したしきい値電流を超えたことを検出すると、集積したスイッチ(MOSFET)をオフすると同時にフォールト信号を外部に出力する。特徴は2つある。1つは、最大1.5Aの電流を流せることだ。このため、比較的大きな電力を利用するECUにも適用できる。もう1つは、電流の検出誤差が±7%と小さいことである。過電流や短絡電流を高精度で検出できるため、後段に接続するデジタルICに損傷を与えることなく電源配線を遮断できる。なお、しきい値電流は外付け抵抗を使って設定する。例えば、15kΩの抵抗を使った場合のしきい値電流は1.735mΩ(標準値)、20kΩを使った場合は1.286mA(標準値)になる。

 新製品の型番は「AP22653Q」。スイッチ(MOSFET)のオン抵抗は55mΩ(標準値)と低い。このため「電源配線における電圧ドロップや、電力損失を抑えられる」(同社)。過電流/短絡電流を検出した際の応答時間は0.5ms(標準値)と短い。電源電圧範囲は+3.0〜5.5V。パッケージはSOT26。動作温度範囲は−40〜+125℃。1000個購入時の参考単価は0.22米ドルである。