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 村田製作所は、UWB(Ultra Wide Band)通信機能とBluetooth Low Energy(BLE)通信機能、3軸加速度センサーを搭載したモジュールを発売した ニュースリリース 。外形寸法が10.5mm×8.3mm×1.44mmと小さいことが特徴。「UWB通信機能とBLE通信機能、加速度センサーを搭載したモジュールでは業界最小である」(同社)。それぞれの機能のICや部品を個別にプリント基板に搭載する場合と比べると、実装面積を75%削減できるという。

10.5mm×8.3mm×1.44mmと小さいUWB、BLE、加速度センシング一体型モジュール
10.5mm×8.3mm×1.44mmと小さいUWB、BLE、加速度センシング一体型モジュール
(出所:村田製作所)
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 新製品は、人間やモノの位置情報検出に向けたアセットトラッキングや、公共施設でのインドアナビゲーション、スマートシティー、スマートファクトリーなどに向ける。UWB通信機能とBLE通信機能、加速度センサーの役割は以下の通りである。UWB通信機能は、位置(距離)情報検出測定に使う。「UWBを使えば、無線LANやBluetooth、GPSなどの無線通信技術を利用した場合に比べて精度の高い位置情報検出が可能になる。検出精度は数cmレベルと高い」(同社)。BLE通信機能は、ファームウエアの更新や、UWB通信機能を搭載した機器間の相互接続認証などに利用する。3軸加速度センサーは、モジュールの動作検出に使う。モジュールが停止していればディープ・スリープ・モードなどに移行することで消費電力を抑えられる。

 新製品の型番は「Type 2AB」。UWB通信向けの米Qorvo(クォルボ)製IC「DW3120」や、BLE通信向けのノルウェーNordic Semiconductor(ノルディック・セミコンダクター)製IC「nRF52840」*などを1つのモジュールにまとめた。nRF52840には、CPUコア「Arm Cortex-M4」が集積されており、これを使って今回のモジュールの動作を制御する。UWB通信用とBLE通信用のアンテナは、外付けで用意する必要がある。日本や北米、欧州における無線通信機器向け電波法認証を取得する予定である。

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 電源電圧範囲は+2.5〜3.6V。消費電流は、アクティブ・アイドル・モード時に8mA、ディープ・スリープ・モード時に560nAである。動作温度範囲は−40〜+85℃。新製品の主な仕様は下表の通り。

新製品の主な仕様
新製品の主な仕様
(出所:村田製作所)
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 新製品の量産は21年12月以降に開始する予定である。価格は明らかにしていない。