小糸製作所が出資する米Cepton Technologies(セプトン・テクノロジーズ)は2021年9月2日、同社の先進運転支援システム(ADAS)向けのLiDARの搭載位置はヘッドランプに限らないとの方針を示した。同社CEO(最高経営責任者)兼共同創業者のJun Pei(ジュン・ペイ)氏が、日本のメディア向けの事業説明会で述べた(図1)。

図1 セプトン・テクノロジーズCEO兼共同創業者のJun Pei氏
図1 セプトン・テクノロジーズCEO兼共同創業者のJun Pei氏
(出所:Cepton Technologies)
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 セプトン・テクノロジーズは、同社のLiDARをヘッドランプモジュールの内部だけでなく、フロントウインドーの室内側やフロントグリルなどにも搭載できることを訴求する。ペイ氏は、「LiDARを車両に実装する際に、搭載位置の柔軟性を確保することが今後の受注につながる」と自信を見せる。

 LiDARを内蔵したヘッドランプは、韓国LG Electronics(LG電子)傘下のオーストリアZKWや、パイオニアも手掛ける。こうした中、セプトン・テクノロジーズは小糸製作所と共同で、LiDARを車両のさまざまな位置に搭載できるようにすることで、拡販を目指す。

 小糸製作所はセプトン・テクノロジーズに、20年2月に5000万ドル(約55億円)を出資。21年8月にも追加で5000万ドル(約55億円)の出資を発表し、ADAS向けLiDARの開発で協業を深めている。小糸製作所の出資比率は公表していないが、連結子会社や持分法適用会社には該当しないという。