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 トヨタ自動車は2021年9月7日、30年までに車載リチウムイオン電池の生産能力を200GWh超に引き上げる準備ができたと発表した。300万台超の電気自動車(EV)に相当する規模で、既存の計画を大きく上回る。EVに傾注するドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)に対抗する。

トヨタが開発中のEV(出所:トヨタ)
トヨタが開発中のEV(出所:トヨタ)
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 30年までに電池の開発と生産に1.5兆円投資する。VWは30年までに電池生産能力を240GWhに高める方針を掲げる。トヨタの200GWh超はVWを強く意識した計画に見える。従来は180GWhだった。60kWhの電池を搭載したEVを前提にすると、300万台超に相当する。トヨタは30年に200万台のEVと燃料電池車(FCV)を販売する目標を掲げている。電池コストについてもVWを意識してか30年には1台あたり50%以上削減する目標を掲げた。

 欧州では35年までにエンジン車を廃止する規制案を発表した。米国でも30年までに新車販売の50%を電動車(EV、FCV、プラグインハイブリッド車)にする目標を掲げた。EVの急速な拡大は確実な情勢で、トヨタの最大の競合で、EV開発で先行するVWを猛追する考えだ。