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 Netflixは2021年9月10日、クリエーターやアニメーション制作会社といった制作パートナーの支援を強化するための新拠点として「Netflix アニメ・クリエイターズ・ベース」を同社の東京オフィス内に開設したと発表した。アニメーション制作のツールや技術の進歩を長期的に広く支援することを目指す。

 開設当初は、作品の世界観を視覚化するコンセプトアートのデザイン開発に注力する。同日のオンライン記者説明会で同社の桜井大樹アニメチーフプロデューサーはコンセプトアート開発を重視する理由について、「企画段階から原作を映像化するイメージを実際に描くことで、権利者に完成作品のイメージを持ってもらえるため、原作にアクセスするチャンスが増える。さらに監督や脚本家が持つ作品の世界観を、作品に関わる数百人のスタッフと初期段階から共有できる」と説明した。

 新拠点は3つの空間から成る。デザイナーやアーティストが席を置く「デザイナーズ・ガレージ」では、同拠点に所属しコンセプトアートの開発を当面の主な業務とするデザイナーが作品開発の初期段階の制作過程をサポートする。今後、多面的に制作パートナーの支援を拡大するに当たり、様々な専門分野からスタッフを迎え入れる予定という。

 「ライターズ・ガレージ」には、Netflixのアニメ作品に関与するクリエーターなどが集まり、シナリオの組み立てや作品の核となる脚本の打ち合わせなどに取り組む。新規作品のブレーンが集まるクリエーティブな空間としている。

 「ラボ」は、将来的に作品づくりに使えそうな技術を試行する空間と位置付ける。今後、VR(仮想現実)などの最新技術を試験的に使ったり、モーションキャプチャー技術を試せたりできるようにし、今後の作品づくりにイノベーションを起こし続けることを目的とした多目的スペースにする予定という。