衝突試験をクリアしたMiraiの水素タンク
Miraiは、欧州で最初に量販された水素燃料電池乗用車の一つだ。水素燃料電池車に対する消費者の懸念の一つは、高圧の水素貯蔵タンクを搭載することだ。Euro NCAPでは、衝突前と衝突後の安全性に特別な注意を払いながら既定の衝突試験を実行した。結果として水素を燃料とする燃料電池システムは、本来の安全性に影響を与えないことが確認されたという。成人乗員保護性能、チャイルド保護性能、脆弱な道路利用者に対する保護性能、安全機能の4分野すべてで80％以上となり、全体で良好な安全性能を示した。
安全性を証明したトヨタMiraiの高圧水素貯蔵タンク
（写真：Euro NCAP）
[画像のクリックで拡大表示]
SUBAL Outbackは、安全機能で95％と特に高いスコアを得た。ES8と同様にドライバーの眼の動きから疲労や障害の兆候を検出し、ステアリング動作と組み合わせてドライバーに休憩を促すなどの警告を発するシステムを搭載している。この技術を搭載した最初の量産車の一つで、今後数年間でさらに主流になると予想されている。
先進の安全機能が評価されたSUBAL Outback
（写真：Euro NCAP）
[画像のクリックで拡大表示]
