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 東芝デバイス&ストレージは、40nmプロセスで製造するArmコアマイコン「TXZ+ファミリー アドバンスクラス」の新製品として「M4Gグループ」を2021年9月8日に発表した ニュースリリース 。CPUとして最大200MHzで動作する「Arm Cortex-M4F」を採用した。複合機やプリンターなどのOA機器、AV機器、通信機器、IoT家電、FA機器に向けに提供する。

新製品の応用先イメージ
新製品の応用先イメージ
出所:東芝デバイス&ストレージ
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 同社は、TXZ+ファミリーを20年3月に発表し*1。第1弾として「M4Kグループ」の量産を21年7月に、第2弾として「M4Mグループ」の量産を21年8月に開始した*2。今回のM4Gグループは第3弾に当たり、21年9月に量産を始めた。第1弾と第2弾製品はどちらもモーター制御に向けで、ベクトル処理アクセラレーターを集積し、最大3台のモーターを同時に制御できるという特徴がある。今回の新製品はデータ処理の強化に重点を置いた。このため、例えば、CPUコアのCortex-M4Fの動作周波数は、第1弾/第2弾の最大160MHzから、新製品は最大200MHzに引き上げた。フラッシュメモリー容量は最大256Kバイトから最大2Mバイトに、SRAM容量は最大24Kバイトから258Kバイトにそれぞれ大きく増やした。

関連記事 *1 東芝がマイコンを一新、40nmの高速動作品や国産フラッシュ集積の高信頼性品を投入 *2 東芝、40nmプロセスで造るモーター制御向けArmマイコンを出荷
新製品(一番上)と既存品(2番目と3番目)の主な仕様
新製品(一番上)と既存品(2番目と3番目)の主な仕様
(出所:東芝デバイス&ストレージ)
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 新製品の電源電圧は2.7~3.6Vで、第1弾と第2弾の2.7~5.5Vから狭まり、5V系の電源では駆動できない。また、新製品は、12ビットA-D変換器に加えて、第1弾/第2弾になかった12ビットのD-A変換器を集積した。集積した12ビットA-D変換器は、24チャネルの入力が可能で、チャネルごとにサンプルホールド時間を設定できる。なお、新製品もプログラマブルモーター制御回路を1つ内蔵しており、モーター制御にも対応している。新製品は第1弾/第2弾よりも外部インターフェースのサポートが厚く、SPIやUART、I2Cに加えて、オーディオインターフェース(I2S)や、Quad/Octal SPI対応のシリアル・メモリー・インターフェース、外部バスインターフェースを備える。

新製品の機能ブロック図
新製品の機能ブロック図
(出所:東芝デバイス&ストレージ)
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 パッケージは100/144/176ピンLQFPと145/175ボールVFBGAを用意する。新製品はメモリー容量やパッケージなどが異なる20品種からなる。現在、量産中である。価格などは未公表。