PR

 トヨタ自動車が2021年9月22日、3種類の不具合でリコールを届け出た。リコール台数の合計は世界で約41万6000台、日本では11万1842台。コンパクト車「ヤリス」やSUV(多目的スポーツ車)「ハリアー」「RAV4」、高級車「レクサス」シリーズなど計39車種が対象となる。

 不具合は、[1]車載通信モジュールと[2]ハイブリッドビークルコントロールコンピューター、[3]エキゾーストマニホールド(エキマニ)。

リコールになったトヨタ車の不具合箇所
[画像のクリックで拡大表示]
リコールになったトヨタ車の不具合箇所
上から車載通信モジュール、ハイブリッドビークルコントロールコンピューター、エキマニ(国土交通省の資料を基に日経クロステックが作成)。

 [1]の車載通信モジュールは、制御プログラムの不具合。音声データと通信データ間の相互変換ができない場合がある。そのため、緊急時に音声通話ができず、保安基準第43条の8(事故自動緊急通報装置の基準)に適合しない。

 対象は39車種で、リコール台数は世界で約39万5000台。

 [2]のハイブリッドビークルコントロールコンピューターも、不具合は制御プログラムにあった。シフトレンジに関する演算の途中でシフトの切り替え操作が行われると、「異常」と誤って検出する場合がある。すると、警告灯が点灯し、ハイブリッドシステムが停止して、走行不能となる恐れがある。

 対象車種は、日本および北米市場で販売するハイブリッド車(HEV)「プリウス」と、プラグインHEV「プリウスPHV」と「プリウスプライム」。リコール台数は約2万1000台。

 [3]のエキマニの不具合は、パイプの溶接。ガソリンエンジンのエキマニにおいて、パイプの溶接条件を変更した際に、強度に関する検討が不十分だった。そのため、冷熱の繰り返しや振動などにより、パイプの溶接部に亀裂が生じるものがある。亀裂が生じたものは、登坂路走行などの高回転時に排出ガスが漏れ、基準値を満足しなくなる恐れがある。

 対象車種は、日本とロシア、カザフスタン市場で販売するSUV「ランドクルーザー」。リコール台数は180台。

 改善は、[1]と[2]では制御プログラムを修正し、[3]ではエキマニを良品と交換する。