毎日放送、朝日放送テレビ、関西テレビ放送、読売テレビ放送の在阪民放4社は2021年9月27日、関西地区のインターネットに接続されているテレビを対象に、各社個別に収集している視聴データの放送局間での連携を目的とした共同技術検証実験を実施すると発表した。

 今回の検証実験で参加放送局が取り扱う視聴データは、「視聴中の参加放送局のチャンネル情報」「番組の視聴時刻情報」「IPアドレス」「テレビ受信機に設定されている郵便番号」「テレビ受信機を識別するための情報」の5つ。2021年10月4日から2022年1月6日までの視聴データについて集約・検証を行う。

今回の検証実験のイメージ
今回の検証実験のイメージ
(出所:発表資料から)
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 参加放送局以外の視聴や、録画による視聴は、今回の検証実験の対象外となる。またB-CASカードIDや製造番号などは取得しない。4社は、各社が個別に収集している視聴データおよび検証実験で取り扱う視聴データについて、「特定の個人を識別できる情報を含んでいない」としている。

 検証実験で集約した視聴データの利用目的として、「参加放送局間での視聴データ連携を実現するために必要な技術の検証」「放送サービスの向上とより良い番組制作への活用」を挙げる。検証実験で集約した視聴データは、「オプトアウト方式で取得する非特定視聴履歴の取扱いに関するプラクティス(ver2.1)」に則って、参加放送局が持つ個人情報を含まないデータを組み合わせて検証する。参加放送局は、この作業の過程で特定の個人を識別することができないようにする措置をとる。

 第三者提供については、「視聴データそのものを第三者に提供することはない。なお、視聴データを統計処理した検証結果を第三者に提供する場合がある」としている。検証実験のため集約した視聴データは、2022年9月30日までに全て消去する。

発表資料