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 フィッシング対策協議会と日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)は2021年9月28日、主要な電子メールソフト・サービスのうちS/MIME(エスマイム)に対応したメーラーは9種類だったと発表した。対応メーラーは間違いなく本人から来たメールで改ざんがされていないことを確認できる。OutlookやGmailなどが対応しているという。

 S/MIMEはメールを暗号化して送信可能なため、政府や大手ITベンダーなどが利用を停止した「PPAP」の代替手段としても注目されている。PPAPは「パスワード付き暗号化ファイル(P)の後にパスワード(P)を送る暗号化(A)プロトコル(P)」の略である。

 フィッシング対策協議会とJIPDECは2021年5~7月に、主要なメーラーのS/MIME対応状況を調査した。調べたのは「Outlook」「Thunderbird」「Gmail」「Yahoo!メール」とiPhone標準の「メール」の5製品で、OSなどの動作環境が異なる計12種類を対象とした。S/MIMEの電子署名メールを受信してなりすましを区別できるメーラーは9種類で、OutlookやGmailなど国際的に普及したメーラーが対応しているという。

メーラーのS/MIME対応状況調査結果
メーラーのS/MIME対応状況調査結果
(出所:フィッシング対策協議会、日本情報経済社会推進協会)
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 一方、S/MIMEの電子署名メールを送信できるメーラーはOutlook(Webブラウザー、PCアプリ、iOSアプリ、Androidアプリ)とThunderbird、iPhone標準のメールの6種類だった。S/MIME暗号化メールの送受信も同様に6種類のメーラーが対応しているという。