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 米Qualcomm(クアルコム)は2021年9月20日、「Environmental sustainability and a greener economy: The transformative role of 5G」と題するリポートを発表した。5G技術で可能になる持続可能性の実現手段は多数あるとし、業界と政府が協力して5G導入促進に取り組むべきだと訴える内容になっている。

(出所:Qualcomm)
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関連プレスノート New Qualcomm Report Calls for Accelerated Efforts to Use 5G to Enable a More Sustainable Future 関連リポート Environmental sustainability and a greener economy: The transformative role of 5G

 リポートでは、5Gが持続可能な環境の実現に必要な新しい製品やプロセスを提供し、世界の産業に改革をもたらすとしている。また、そうした環境下では、収益率や生産性が向上するだけでなく、さらなるビジネスチャンスの可能性も秘めているとする。その上で、5Gネットワーク導入を加速すると同時に、それを実現する5G技術や半導体への資本投資を強化することが、持続可能な社会の実現に向けて急務だとしている。

 5G導入による効果としては、温暖化ガスの排出量や水の使用量、農薬使用量、エネルギー消費量の大幅削減を挙げ、持続可能性と競争優位性を高められるとする。リポートでは、5Gサービスに期待されることとして、米国を例とした次のような具体例を紹介している。

 ・2030年までに30万件のgreen job(環境への影響を持続可能な水準にまで減らすための仕事、および、そうした環境下で存続可能な仕事)雇用が生み出される。また、5Gを活用する企業を支えるデータサイエンティストやデータエンジニア、ソフトウエアエンジニアが重要な役割を持つようになる。

 ・3億7400万トンの温暖化ガス排出量削減が可能となる。これは、米国の道路から8100万台の自動車を1年間排除するのと同等の効果をもたらす。

5G活用で3億7400万トンの温暖化ガス排出量削減が可能
5G活用で3億7400万トンの温暖化ガス排出量削減が可能
(出所:Qualcomm)
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 ・水の使用状況や水漏れを監視することで、米国全体で、年間4100億ガロン(1ガロンは約3.78リットル)の水を節約できる。これは、400万超の世帯が1年間に使用する水の量に相当する。

5G活用で年間4100億ガロンの水を節約できる
5G活用で年間4100億ガロンの水を節約できる
(出所:Qualcomm)
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 ・リモートセンシング技術や無人飛行機を活用することで、農薬使用量の50%削減が可能となる。

5G活用で農薬使用量の50%削減が可能となる
5G活用で農薬使用量の50%削減が可能となる
(出所:Qualcomm)
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 ・C-V2Xを使った車線管理システムや交通管理システムの最適化により、燃費が20%向上する。

5G活用で燃費が20%向上
5G活用で燃費が20%向上
(出所:Qualcomm)
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