PR

 米Broadcom(ブロードコム)は、モバイル機器やウエアラブル機器に向けて、GNSSレシーバーICの新製品「BCM4778」を発表した ニュースリリース 。同社の第3世代GNSSレシーバーICに当たる。前世代品に比べて35%小型になり、消費電力は1/5に低減した。「消費電力が世界で最も低いGNSSレシーバーICである」(同社)。

新製品のGNSS受信IC「BCM4778」
新製品のGNSS受信IC「BCM4778」
(出所:Broadcom)

 新製品のBCM4778はGNSSのL1とL5の2つの周波数に対応する。L5周波数に対応すること、および「Grid Tracking」と呼ぶマルチパス対策技術を備えたことで、都市部での高精度なナビゲーションが可能になったという。新製品は7nm CMOSプロセスで製造し、消費電力はL1のみ受信で4mW、L1とL5の同時受信でも6mWと低い。300mAhのバッテリーを備えるスマートウオッチでGNSSを常時稼働させた場合に、前世代品よりも電池寿命を最大30時間延ばせるという。例えば、スマートウオッチのフィットネスアプリケーションでGNSSを常時オンした場合、1回の充電で複数日の稼働が可能だとする。

 今回の新製品では、LTEのBand 13(700MHz帯)とBand 14(700MHz帯)のフィルタリング機能を強化した。また、なりすましや妨害の検出機能、マルチバンドやマルチコンステレーションによる混信の緩和機能などを備えた。新製品にはLNA(Low Noise Amp)やスイッチングレギュレーター、SAWフィルターが集積されており、実装面積やBOMコストを削減するという。パッケージは2.4mm×2.7mm×0.65mmのFCBGAサイズ。現在、初期のパートナーへサンプル出荷中であり、量産開始時期及び価格などは未公表となっている。