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 フィンランドNokia(ノキア)は2021年9月23日、南アフリカに本社を置く金鉱企業AngloGold Ashantiコロンビア支社と協力して、コロンビア初となるプライベート5Gを使った地下採掘実験を行ったと発表した。スウェーデンに本社を置く土木鉱山機械メーカーEpiroc、Sandvik、アフリカや南米で事業を展開する移動通信事業者Tigo(Millicom International Cellular)、南北アメリカ15カ国に拠点を持つOSC Top solutionsグループも実験に参加。コロンビアJericoにある地下鉱山にて、産業向け5G SA(Standalone)プライベートネットワークを使った、安全かつ効率的で持続可能な採掘が可能であることを証明できたとしている。また、官民一体となって進めるコロンビアや南米各地の鉱山業DX(デジタルトランスフォーメーション)の成果も披露している。

(出所:Nokia)
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関連プレスリリース Nokia and AngloGold Ashanti Colombia drive digital transformation in Colombia with country’s first private wireless 5G test for underground mining

 今回の実験では、ミッションクリティカルな通信、車両や鉱山用機械、システム類の接続性、遠隔操作、ドローンや高解像度カメラを使った坑内調査や監視など、鉱山業における4つのユースケースを検証した。

 採掘用車両や自動掘削システムはEpiroc、Sandvikが提供し、ドローンによる調査に必要なサービスやソリューションはOSC Top solutionsが提供している。

(出所:Nokia)
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 Nokiaは、最新のベースバンド装置や無線装置、massive MIMOアンテナを含むAirScale 5G製品群を用意し、1Gビット/秒超の高速超低遅延通信が可能な産業向けプライベート5G SAネットワークを構築した。ユースケースごとに独立した仮想ネットワークを生成するネットワーク分割機能にも対応している。今回は、Tigo Colombiaの提供する3.5GHz帯で、コロンビア情報技術通信省の5G試験用フレームワークも活用した。

 なお、Nokiaの産業向け無線プライベートネットワークは、世界340超の企業で活用されており、鉱山業でも35社超の企業、60超の鉱山で使われている。

 Nokiaと英国の調査会社OMDIAが行った最近の調査では、2021年から2035年までに、5Gがコロンビアの鉱山業にもたらす経済効果は、114億米ドルに上る。 また、米国の調査会社International Data CorporationがまとめたIDC's 2021 Worldwide Mining Decision-Maker Surveyによると、鉱山業を営む企業の86%が、今後1年半以内に5G無線インフラ整備を開始するという。