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 日立製作所は2021年10月6日、「SAP HANAクラウドサービス」のGoogle Cloud版を販売開始した。インメモリーデータベース「SAP HANA」の環境構築から運用管理までをGoogle Cloud上で支援するサービスである。従来は同社のデータセンターで提供してきた。価格は個別見積もり。今後、AWS(Amazon Web Services)やMicrosoft Azure上でも同様のサービスを提供する計画だ。

SAP HANAクラウドサービスの概要
SAP HANAクラウドサービスの概要
(出所:日立製作所)
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 SAP HANAクラウドサービスは2つのメニューで構成する。「Technical Consulting for SAP Solutions」は、SAP HANA導入時のクラウド基盤の設計構築を支援する。稼働開始後は「Cloud Delivered Service for SAP Solutions」により、クラウドリソースや運用サービスを月額課金制で提供する。日立製作所 サービスプラットフォーム事業本部IoT・クラウドサービス事業部の見方享二基盤開発本部長は「Google Cloud上で(データ分析ツールの)BigQueryやLookerなどを使い、基幹システムのデータ活用を支援するサービスなども検討したい」と今後の展開を見据える。

 「SAP HANAの構築から運用まで、顧客ごとにチームで当たるのが特徴の1つ」。日立製作所 サービスプラットフォーム事業本部IoT・クラウドサービス事業部基盤開発本部クラウド基盤サービス第3部の藤田あずさ主任技師はこう話す。ハードウエアやOSといったインフラからSAP HANA、SAPベーシスまで各コンポーネントに通じた日立グループのエンジニアでチームをつくり、ワンストップでのサービス提供を図る。SAPベーシスは、SAP ERPやSAP S/4HANAなどを稼働させるのに必要なミドルウエアである。

 今回のサービスは、日立ヴァンタラ(当時、日立データシステムズ)が2015年に買収したフランスのオキシア(oXya)のサービスがベース。オキシアはSAPシステムのマネージドサービスやクラウドサービスを提供し、多くの導入実績を持つ。