PR

 韓国Samsung Electronics(サムスン電子)は2021年9月28日、ソウル地下鉄車内での5Gミリ波を使ったWi-Fiサービス提供実験を行ったと発表した。同社5Gミリ波ソリューションをバックホールとして使うことで、混雑した車内でのWi-Fi速度が大幅に改善されることを実証できたという。

(出所:Samsung Electronics)
(出所:Samsung Electronics)
[画像のクリックで拡大表示]
関連ニュースリリース1: Samsung Utilizes 5G mmWave To Boost Wi-Fi Connections in Subways

 今回の実験は、走行中の地下鉄車内で、同社のスマートフォン「Galaxy S21 Ultra」を使って行われた。その結果、下りリンク時の速度は1.8Gビット/秒と、現在のソウル地下鉄車内での平均Wi-Fi速度71Mビット/秒から25倍超の速度改善を確認できた。

 実験は、ソウル都心部を循環する地下鉄線の5駅をカバーした。鉄道沿いに同社のミリ波対応小型基地局5G Compact Macroを設置し、28GHz帯の帯域幅800MHzを使って高速大容量バックホールを実現している。

 同社では、今後も5Gミリ波の広帯域幅通信を活用して既存のネットワークを高速化し、バスや高速鉄道などの公共交通機関をはじめ、スポーツスタジアムやショッピングモールのホットスポットなどに拡大していく。

 なお、今回使われた5G Compact Macroは、ベースバンドユニットと無線装置、アンテナ装置を1台に統合した製品となる。小型で軽量なため、建物の側面や電柱など、どこにでも簡単に設置できる。米国国家情報保証パートナーシップ(U.S. National Information Assurance Partnership、NIAP)やカナダのCanadian Centre for Cyber Securityの認証も早期に取得した製品とする。

関連ニュースリリース2: Samsung’s 5G base stations are the first 5G products to receive Common Criteria certification in the U.S. and Canada