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 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2021年10月6日に発表した同年9月の車名別新車販売台数(速報値、以下同じ)によると、登録車と軽自動車を合わせた総合順位で、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」シリーズが3カ月連続で首位となった。

 総合順位の2位はホンダの軽自動車「N-BOX」、3位はトヨタの小型ハイブリッド車(HEV)「アクア」だった。N-BOXは3カ月連続の2位であり、3位のアクアは8月の4位から1つ順位を上げた(図1)。

アクア
図1 好調な販売が続く「アクア」
(出所:トヨタ自動車)
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 東南アジアにおける新型コロナウイルス変異株の感染拡大による部品不足などによって、トヨタは21年9月に国内のすべての工場で生産調整を行った。その影響もあり、首位を維持したヤリスシリーズの9月の販売台数は、前年同月に比べて40%以上減った。前月(8月)と比べても、5700台以上の減少である。

 8月に総合順位で3位だった小型ミニバン「ルーミー」注)も、9月は登録車だけの順位で13位となった。9月の販売台数は3638台にとどまり、前年同期比で55.0%減、8月に比べて6700台以上減少した。

注)ルーミーは、ダイハツ工業がトヨタにOEM(相手先ブランドによる生産)供給する。同車を生産するダイハツの本社工場も、21年9月に生産調整を行った。

 これに対して、アクアは部品不足の影響を最小限に抑え、9月の販売台数は前年同期に比べて95%以上増えた。8月と比べても、1600台以上増加した。21年7月に発売した全面改良車が、8月に続き9月も好調な販売に寄与した。

 軽自動車では日産自動車の「ルークス」と、スズキの「ワゴンR」が健闘した。ルークスは、8月は軽自動車だけの順位で8位だったが、9月は総合順位で4位に入った(軽自動車だけの順位では2位)。

 軽自動車だけの順位で8月に6位だったワゴンRは、9月には総合順位で6位となった(軽自動車だけの順位では3位)。9月10日に発売した派生車「ワゴンRスマイル」の新車効果があったようだ。

 なお、21年9月の新車販売上位10車種は、以下の通りである(カッコ内は前年同月比の増減率、※は軽自動車)。

2021年9月メーカー名車種名販売台数
1位トヨタヤリス1万2696台(-42.5%)
2位ホンダN-BOX1万1805台(-36.6%)※
3位トヨタアクア1万1137台(+96.2%)
4位日産ルークス9708台(-9.6%)※
5位トヨタカローラ7901台(-41.8%)
6位スズキワゴンR7573台(+4.5%)※
7位トヨタアルファード7444台(-28.7%)
8位スズキスペーシア7064台(-54.7%)※
9位日産ノート6830台(+5.2%)
10位日産セレナ6828台(+7.5%)