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 SUBARU(スバル)は2021年10月7日、クロスオーバーSUV(多目的スポーツ車)の新型「レガシィ アウトバック」を発表した。同社初となる衝突後の2次被害を防ぐブレーキ制御機能に加え、新プラットフォーム「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」を採用した。同日より正式受注し、納車は22年1月を予定する。

図1 新型「レガシィ アウトバック」
図1 新型「レガシィ アウトバック」
(出所:スバル)
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図2 インストルメントパネル
図2 インストルメントパネル
12.3インチのフル液晶メーターを搭載し、中央には11.6インチのディスプレーを備える。(出所:スバル)
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 新型車の価格は414万7000円(消費税込み)から。先代車は346万5000円(消費税込み)からだった。最低価格が約68万円上がったことについて、「先代車はオーディオレスで、ナビゲーションもオプション装備だった。今回大型のディスプレーや高度運転支援システム『アイサイトX』などを標準装備した」(スバル商品企画本部プロジェクトゼネラルマネージャーの村田 誠氏)と説明する。

 初年度の月間目標販売台数は1200台。スバルは21年9月2日に新型車の先行予約を始めており、10月3日時点で「想定を超える受注が獲得できている」(村田氏)という。

図3 スバル商品企画本部プロジェクトゼネラルマネージャーの村田 誠氏
図3 スバル商品企画本部プロジェクトゼネラルマネージャーの村田 誠氏
(出所:スバル)
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 スバル初搭載となる「ポストコリジョンブレーキコントロール」は衝突直後にブレーキを作動させ、2次被害を防ぐ機能。エアバッグが作動するとブレーキをかける。例えば、追突されたときに、自車が対向車線に動いて2次的な事故を起こさないようにする。

 ボディーは同社のステーションワゴン「レヴォーグ」と同様、新プラットフォームのSGPとフルインナーフレーム構造を採用し、車体のねじり剛性を高めた(図4、図5)。

図4 「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」
図4 「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」
レガシィ アウトバックもSGPを採用する。(出所:スバル)
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図5 新型車と先代車のボディーの組み立て方法
図5 新型車と先代車のボディーの組み立て方法
左が新型車のフルインナーフレーム構造。全体の骨格部材を組み立てた後、外板パネルを溶接する。先代車はアッパーボディーとアンダーボディーを別で組み立ててから接合していた。スバルの資料を基に日経Automotiveが作成。
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 全車に標準搭載するアイサイトXは渋滞時の手放し運転などが可能で、運転者の疲労を軽減する。GPSからの情報や高精度地図データなどを組み合わせ、自車の位置を正確に把握することで、運転を支援する。同機能もレヴォーグがすでに搭載している。

 パワートレーンは、レヴォーグと同じく排気量1.8Lの水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載する(図6)。最高出力は130kWで、最大トルクは300N・m。WLTCモードの燃費は13.0km/Lで、先代車から0.4km/L高めた。

図6 水平対向4気筒直噴ターボエンジン
図6 水平対向4気筒直噴ターボエンジン
(出所:スバル)
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 車両寸法は全長4870×全幅1875×全高1675mm、ホイールベースは2745mmである。先代車から全長を50mm延ばし、後席の足元空間を広げた。