ラージPF搭載車の構成は、大きく分けるとCX-60系とCX-80系の2種類となる。CX-70はCX-60を基に車体を大きくした車両で、CX-60が主に日本と欧州、CX-70が主に北米と使い分ける。
一方でCX-80は3列シートを採用したSUVで、現行「CX-8」の後継といえそうだ。CX-80を基に車体を大きくしたのがCX-90で、CX-80が主に日本と欧州向け、CX-90が主に北米向けとなる。
ラージPF搭載車種のパワートレーンは、地域に応じて使い分ける。電動化が進む欧州では、直列4気筒ガソリンエンジンとモーター駆動を組み合わせたプラグインハイブリッド車(PHEV)を中心に据える。
加えて圧縮着火技術を採用したガソリンエンジン「SKYACTIV-X」や直列6気筒ディーゼルエンジンを投入する。ガソリンとディーゼルはともに48V簡易ハイブリッド車(HEV)システムを搭載する。
北米ではターボ搭載の直列6気筒ガソリンエンジンに加えてPHEVを投入する。日本では直6ディーゼルの48V簡易HEVやPHEVなどを導入する。