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 トヨタ自動車は2021年10月7日、次世代レクサスの第1弾と位置付ける新型SUV(多目的スポーツ車)「レクサスNX」を同年11月以降に国内で発売すると発表した。新型NXは21年6月に公開済みである。

新型NXのPHEV「NX450h+」の「version L」
新型NXのPHEV「NX450h+」の「version L」
(出所:トヨタ)
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 レクサス初となるプラグインハイブリッド車(PHEV)のほか、大容量電池を搭載したハイブリッド車(HEV)、新開発の2.4L直列4気筒ターボエンジン車、2.5L直列4気筒自然吸気エンジン車など、6種類のパワートレーンを用意する。

 PHEVは2.5L直4エンジンと容量18.1kWhのリチウムイオン電池、前・後輪のモーターを搭載したAWD(四輪駆動)。電気式無段変速機(CVT)と組み合わせる。「PHEVでは、日常使用の多くの場合で電気自動車(EV)モードのみで走り切れることを目指し、WLTCモードでEV航続距離約90kmを実現した。HEV走行を含むトータルの航続距離は1000km以上に達する」(チーフエンジニアの加藤武明氏)という。

 目的地をセットした際に自動で走行モードをEVモードとHEVモードに切り替え、高効率な運転を実現する「先読みエコドライブ(先読みEV/HVモード切りかえ制御)」をレクサスとして初めて採用した。実用化に向けて開発中の「ジオフェンス技術」の導入につなげる。

 先進運転支援システム(ADAS)には、最新の「Lexus Safety System +」を採用。交差点での衝突回避を支援する「プリクラッシュセーフティ(PCS、Pre-Collision System)」をレクサスで初採用した。衝突する可能性が高いとシステムが判断した際、警報やブレーキを作動させる。交差する車両や、右折時に前方から来る対向直進車、右左折時に前方から接近する横断歩行者/自転車運転者との衝突回避を支援する。自動2輪車や車線逸脱してきた対向車、夜間の自転車運転者など、支援対象も拡大している。

 トヨタ独自の「Mobility Teammate Concept」に基づいて開発した高度運転支援技術「Lexus Teammate Advanced Park」も搭載する。並列駐車シーンにおいて前向き駐車、バック出庫、前向き出庫が新たに可能になった。また、車外からスマートキーを携帯した運転者が専用のスマートフォンアプリを操作することで、遠隔操作での並列・縦列駐車および出庫が可能となった。

スマートフォンアプリによる遠隔操作に対応
スマートフォンアプリによる遠隔操作に対応
(出所:トヨタ)
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 ドアのアンラッチを電子制御で行う「e-ラッチシステム」とブラインドスポットモニターを組み合わせた、停車時のドア操作に起因する事故防止に貢献する「安心降車アシスト(ドアオープン制御付き)」を世界初搭載した。

 マルチメディアシステムやコネクテッドサービスも全面刷新した。マルチメディアシステムには14インチのタッチスクリーンを採用し、直感的な操作を実現。コネクテッドサービスではクラウド上の地図情報を活用し、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するナビを採用した。「G-Link」契約中は常に最新の地図データを利用できる。

新型NXのコックピット
新型NXのコックピット
(出所:トヨタ)
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 DCM(Data Communication Module)による無線通信でソフト更新ができるOTA(Over The Air)機能を搭載する。マルチメディアやLexus Safety System +のほか、メーターなどの周辺機器も対象とし、表示内容や操作性の改善に加え、新機能の追加や性能向上などが可能になる。

 車両寸法は、全長4660×全幅1865×全高1660mm。ホイールベースは2690mm。現行のレクサスNXに比べて全長は20mm長く、全幅は20mm広く、全高は15mm高くなった。ホイールベースは30mm長くなった。価格は455万円(税込み)から。PHEV「NX450h+」の「version L」は714万円(税込み)。