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 中国Huawei Technologies(ファーウェイ)は2021年10月8日、同社のEバンド長距離伝送ソリューションを使ったChina Mobile(中国移動)内モンゴル自治区支社の5Gバックホール実験にて、10km先の5G基地局への送信に成功したと発表した。実験は、中国・内モンゴル自治区オルドス(Ordos)市オトク(Otog)旗地区にて行われた。

(出所:Huawei)
(出所:Huawei)
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 今回の実験には、Eバンドの80GHz帯が使われている。Huaweiによると、最大20Gビット/秒の広帯域幅、低遅延通信が可能なこの周波数帯は、バックホールに非常に適している。一方で、5Gサービスへの適用に当たっては、伝送距離が限られていることが大きな課題となっていた。

 そこでHuaweiでは、独自技術で長距離送信用電力装置と大型ビームトラッキングアンテナを統合し、業界平均を12~18dB上回るリンクゲインを実現。Eバンド信号を10km以上離れた5G基地局にまで到達させることに成功し、バックホールとして必要な伝送距離を確保できたとしている。また今回、電力装置とアンテナを統合したことで、電源供給が容易になり、信頼性も強化され、大規模商用化に向けた5Gバックホール構築を強力に支援するとしている。

 1カ月にわたる今回の実験により、強風で電波塔が揺れても安定した通信が可能であることを確認している。今回の結果を受けてChina Mobileは、Eバンド長距離伝送ソリューションをオルドス市への配備を決定。今後も迅速な展開を進め、5G開発を加速していく。