インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(IVI)とEdgecrossコンソーシアム(ECC)は2021年10月13日、製造業のデジタル化に寄与する活動を共同で推進すると発表した。スマート製造の実現を目指す企業に関連技術の活用を促す他、ユーザー事例を創出して企業間で共有するといった活動に取り組む。

 「これまで多くの中小企業で思うようにデジタル技術の活用が進んでこなかった。そうした活動を後押ししつつ、日本の活動を海外に発信していく」――。今回のIVIとECCの提携にあたり、IVI理事長の西岡靖之氏はこう意気込みを述べた。共同で推進する内容としては、[1]スマート製造に関する技術の推進[2]ユースケースの創出、共有および活用の促進[3]成果報告会等のプロモーションでの相互協力を挙げる。この他、研究や人材交流と促進、人材育成の相互支援なども進めるとしている。具体的な活動内容については今後、取りまとめる。

スマート製造の推進で業界2団体が提携
スマート製造の推進で業界2団体が提携
インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ理事長の西岡靖之氏(左)、Edgecrossコンソーシアム代表理事の森田温氏(右)。(提携調印式のライブ映像をキャプチャー)
[画像のクリックで拡大表示]

 IVIとECCは共に、スマートファクトリー化を推進する業界団体。15年に設立されたIVIは、ITシステムの活用を中心としたスマート製造の事例づくりなどに取り組んできた。一方、17年設立のECCはエッジコンピューターで動作するFA用ソフトウエアの普及を目指している。活動領域が異なる両者の知見を組み合わせて、日本の工場のスマート化を後押しする。