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 米Analog Devices(ADI、アナログ・デバイセズ)は、ウエアラブル機器やヒアラブル機器、IoT機器に向けたPMIC(Power Management Integrated Circuit)「MAX77659」を発表した ニュースリリース 。Liイオン2次電池に向けたスイッチモードの昇降圧充電回路、3つの独立した昇降圧DC-DCコンバーター、さらにLDOを集積する。充電回路は10分間の急速充電で4時間の機器の動作を可能にするという。

新製品の応用イメージ
新製品の応用イメージ
(出所:Analog Devices)
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充電スピードを既存品の4倍に上げた
充電スピードを既存品の4倍に上げた
(出所:Analog Devices)
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 新製品は、同社のSIMO(Single Inductor Multiple Output)アーキテクチャーを採り、スイッチモードの昇降圧充電回路と3つの昇降圧DC-DCコンバーターは、1つの外付けインダクターを共用する。このため、機器の部品コスト(BOM)が60%削減されるという。また、2.55mm×2.37mmと小型のWLP(Wafer Level Package)に封止されており、機器の体積を50%に低減できるという。

新製品の主な特徴と機能ブロック図
新製品の主な特徴と機能ブロック図
(出所:Analog Devices)
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SIMO(Single Inductor Multiple Output)アーキテクチャーを採る
SIMO(Single Inductor Multiple Output)アーキテクチャーを採る
今回の新製品では、1つの外付けインダクターを、充電回路と3つのDC-DCコンバーターで共用する。(出所:Analog Devices)
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 充電回路は7.5mA~300mAの定電流を充電電流として出力できる。充電電圧は3.6~4.5Vで設定可能である。なお、このIC(MAX77659)への電源供給が停止した場合には、充電回路の先にあるLiイオン2次電池からこのICへ電力を供給することができる。

 3つの昇降圧DC-DCコンバーターの入力電圧範囲は、このICの電源電圧範囲と同じ2.7~5.5Vである。出力電圧範囲は0.5~5.5V。出力電流は最大500mA。中~高負荷時の効率は91%と高いという。なお、低負荷時は自己消費電流が5μAと少ないという特徴があるとする。

 LDOはLDOモードまたはスイッチモードで動作する。LDOモードでは0.5~5.0Vの範囲で出力電力を選べる。スイッチモードでは、3つの昇降圧DC-DCコンバーターのうちの1つの出力を受けてロードスイッチとして機能する。

 MAX77659は現在量産出荷中である。評価ボード「MAX77659EVKIT」も出荷中。

評価ボードの「MAX77659EVKIT」
評価ボードの「MAX77659EVKIT」
(出所:Analog Devices)
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