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 米Google(グーグル)は2021年10月19日(現地時間)、Androidスマートフォンの新製品「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」の詳細を発表した。日本では10月28日に発売する。8月に概要を発表していたが、詳細な仕様や発売日を明らかにしたのは初めて。

米Googleが発表した「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」
米Googleが発表した「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」
(出所:米Google、以下同じ)
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両モデルの差は画面サイズやカメラ

 グーグルはPixel 6をプレミアム、Pixel 6 Proをフラグシップと位置付ける。両モデルともにグーグル独自設計のプロセッサー「Tensor」を搭載する。

 まずはデザインを見ていこう。従来のPixelシリーズから一新し、背面カメラを帯のように出っ張っている「カメラバー」に搭載した。従来、背面に搭載していた指紋認証用のセンサーは画面内に埋め込んだ。両モデルともに本体カラーは3色を展開する。

Pixel 6はこの3色展開
Pixel 6はこの3色展開
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 両モデルの違いとしては、まず画面がPixel 6が6.4型で最大90Hz対応であるのに対して、Pixel 6 Proは6.7型とやや大きく、最大120Hz表示に対応する。もう1つ大きな違いはカメラだ。Pixel 6は背面に広角と超広角の2基だが、Pixel 6 Proは望遠を追加した3基を搭載する。このほか、Pixel 6 Proは5G通信でSub6とミリ波の両方に対応するが、Pixel 6はSub6にしか対応しない。

Pixel 6 Proはこの3色展開。Pixel 6とカラー展開も異なる
Pixel 6 Proはこの3色展開。Pixel 6とカラー展開も異なる
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 Pixel 6 Proの背面カメラは50メガピクセルの広角、12メガピクセルの超広角に加え、48メガピクセルの望遠を搭載する。望遠の焦点距離は光学4倍相当で、光を90度に折り曲げるプリズムによりレンズを横向きに格納したものとなる。

 Pixel 6の外形寸法は158.6×74.8×8.9mm、重量は207g。Pixel 6 Proの外形寸法は163.9×75.9×8.9mm、重量は210gとなっている。

 両機種ともにストレージ容量は128GBまたは256GBの2モデル。IP68の防水防じんに対応する。FeliCaを利用したおサイフケータイに対応。nanoSIMとeSIMによるデュアルSIMを利用できる。OSはAndroid 12を搭載。充電器は付属品として同こんせず、30W充電器を純正アクセサリーとして発売する。第2世代のワイヤレス充電スタンドも追って発売予定とした。

 グーグルの直販サイトでは予約注文を2021年10月20日(日本時間)から受け付ける。直販サイトでの販売価格はPixel 6が税込み7万4800円から、Pixel 6 Proが11万6600円から。両モデルともに10月28日に発売する。

 国内キャリアからはPixel 6はソフトバンクとKDDIが、Pixel 6 Proはソフトバンクのみが販売する。発売日時点ではソフトバンクとKDDIのネットワークに対応する。それ以外のキャリアには今後のソフトウエアアップデートで対応するという。