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 IT関連調査会社のガートナージャパンは2021年10月19日、国内企業に勤める従業員と経営者を対象にしたビジネス環境などに関する調査の結果を公表した。自社と他社の競合環境については過半数の回答者が「5年前と比べて厳しくなっている」とみており、ビジネスをさらに発展させるために重視すべきこととして、「従業員の士気や満足度を高める」を挙げる回答者が4割に上ることが分かった。

 調査は2021年8月、オンラインで実施して400人から回答を得た。調査結果のうち、「ビジネスをさらに発展させるためには何を重視すべきか」と尋ねたものについては、「従業員の士気や満足度を高める」(41.8%)、「顧客満足度を高める」(33.5%)、「非効率な業務を廃止または改善する」(31.5%)が上位3つの項目として挙がった。

ガートナージャパンが国内企業の従業員と経営者に向けて実施した調査結果の一部。ビジネスをさらに発展させるためには何を重視すべきかを尋ねた結果を示している
ガートナージャパンが国内企業の従業員と経営者に向けて実施した調査結果の一部。ビジネスをさらに発展させるためには何を重視すべきかを尋ねた結果を示している
(出所:ガートナージャパン)
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 ガートナージャパンのアナリストでもある川辺謙介シニア ディレクターは、「少子高齢化に対処するためにも労働者の生産性を向上させる必要がある。そのためにはこうした従業員、顧客、非効率な業務に対する取り組みを見直すことが重要だ」と指摘する。

 こうした見直しに関連して、ガートナージャパンは今後、デジタル技術を組み込んだシステムやサービスを利用したときの従業員や顧客の体験を意味する「エクスペリエンス」の改善といった動きが出てくるとみている。川辺シニア ディレクターは「変化の激しい状況下で厳しい競争を勝ち抜くためにも、CIO(最高情報責任者)やITリーダーに期待が寄せられている」としている。