テレビ番組やCMの効果測定分析サービスを提供するTVISION INSIGHTSは2021年10月19日、テレビにおけるYouTubeの視聴傾向の調査・分析の結果を発表した。調査は2021年2月1日から5月15日まで実施し、410アカウントのYouTube視聴履歴を取得した。

 同社は家庭に独自開発の人体認識技術を搭載した調査機器を設置して、テレビ画面の前にいる人の視聴態勢データを取得している。今回、人体認識データとYouTube視聴履歴を組み合わせた調査を行った。「世界初の試み」(TVISION)としている。

 一般家庭では、「1人のアカウントでログインしていても、アカウント保持者ではなく、同居者が視聴する」ということが起きる。そこでYouTubeのアカウントデータと、TVISIONで取得した「誰が、どれぐらい見た」かのデータを組み合わせることによって、視聴実態の分析を試みた。

 例えば母親のアカウントデータから「アニメからテレビドラマ、ゲームと幅広い興味を持つ視聴者」というログが取得されていた世帯を調査したところ、その実態は「アニメは好きだけど、テレビドラマはながら視聴程度の母親」と「ゲーム実況大好きな子ども」という2人の組み合わせであることが分かった。さらにYouTubeをテレビで視聴する際の人数を調べたところ、平均1.5人という結果が出た。

TVISIONの調査結果の一例
TVISIONの調査結果の一例
(出所:発表資料から)
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 TVISIONは今後、テレビ画面を通してYouTubeを中心としたストリーミングサービスの視聴傾向を取得し、広告を出稿している企業に提供する。現在、既に複数の広告主とトライアルを進めており、検証を行った後、2022年にはデータ提供を開始する予定。