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 デンソーウェーブ(愛知県・阿久比町)は、高速・高精度な作業が要求される現場に向く中型の協働ロボット「COBOTTA PRO(コボッタプロ)」を開発した。「同サイズの産業用ロボットと遜色ない速度と精度」(同社)を実現しており、組立工程の自動化を実現できるという。2022年4月に発売する予定。

デンソーウェーブのニュースリリース https://www.denso-wave.com/ja/robot/info/detail__211019-01.html

 アーム長と可搬質量がそれぞれ900mmと6kgの「COBOTTA PRO 900」、1300mmと12kgの「同 1300」の2機種をそろえる。TCP(Tool Center Point、エンドエフェクターが対象物に触れる点の中心)の速度は、同900が最大2100mm/秒で同1300が2500mm/秒。繰り返し精度は、同900が±0.03mm、同1300が±0.04mmとする。近くに作業者がいないときは動作速度を最大化し、作業者が接近したときに減速・停止に必要な距離を縮めることで、生産性と安全性を両立できる。

 同社は、18年に小型の協働ロボット「COBOTTA」(可搬質量0.5kg)を発売している。COBOTTA PROは、COBOTTAから可搬質量を大幅にアップさせるとともに、高速・高精度化し、対応できる現場を増やした。一方でCOBOTTAと同様に使いやすさには配慮した。アーム部を直接動かして動作を記憶させる「ダイレクトティーチング機能」を採用し、ロボットの専門知識を持たないユーザーでも動作を教示できるようにした。さらに、さまざまな開発言語に対応。ユーザーは、使い慣れたロボットコントローラーと同じ開発環境を使用したり、RC9ファームウエアを活用して周辺機器を統合制御したりできる。

 同社によると、協働ロボットは従来、自動車や電子デバイスの製造分野でハンドリング工程などの単純作業に使われることが多かった。だが、市場が拡大するにつれて導入分野が広がり、精度向上へのニーズが高まっているという。価格は要相談。同社は22年3月、東京都と愛知県、大阪府でプライベート展を開催し、COBOTTA PROを展示する予定だ。