PR

 米Verizon(ベライゾン)と米Qualcomm(クアルコム)、韓国Samsung Electronics(サムスン電子)は2021年10月14日、実験施設内におけるミリ波のキャリアアグリゲーション(CA)試験により、アップロード(上り)速度711Mビット/秒を達成したと発表した。これは1Gバイトの動画を約10秒でアップロード可能な速度に相当する。

(出所:QualcommのTwitter)
(出所:QualcommのTwitter)
[画像のクリックで拡大表示]
関連ニュースリリース: Uploading Data Is About To Get a Whole Lot Faster on 5G!

 実験には、ミリ波CAのほか、SU-MIMOなど最新の5G技術が適用されている。Verizonは5Gミリ波の帯域幅400MHzと4Gの同20MHzを組み合わせ、Samsungがベースバンド装置と無線装置、アンテナを一体化した28GHz帯対応小型基地局「5G Compact Macro」、仮想無線アクセスネットワーク(vRAN)、仮想基幹ネットワーク(vCore)を提供。試験端末には、Qualcommの第4世代5Gミリ波対応モデム-RFシステムとなる「Snapdragon X65」が搭載されている。

(出所:QualcommのTwitter)
(出所:QualcommのTwitter)
[画像のクリックで拡大表示]
関連記事: Qualcommの最新Snapdragon X65、5Gモデム最速の10ギガへ

 アップロード速度が高速化されると、混雑した繁華街やコンサート会場、スタジアムなどでも動画、画像、データ類をクラウドやソーシャルメディアに短時間でアップできるようになる。また、リモートワークなどでも、大量ファイル送信やクラウド上の文書編集、同僚との連携作業などが円滑に行える。

 企業のプライベートネットワークにおいても、工場でのAI(人工知能)や超高解像度動画を駆使した不良解析、防犯カメラの大規模配備によるセキュリティー強化などのユースケースを実現可能とする。

 3社は今後も5Gミリ波サービスの大規模展開を進めると同時に、ミリ波の新たな可能性に向けた技術革新を行っていくとしている。