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 ドイツDaimler Trucks(ダイムラートラック)は2021年10月25日、水素燃料電池トラック「Mercedes-Benz GenH2」の改良版プロトタイプがドイツ当局から公道走行の認可を受けたと発表した。

(写真:Daimler Trucks)
(写真:Daimler Trucks)
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 同社が2020年に発表したGenH2は、2021年4月から試験場での走行試験を実施しており、これまでの累計走行距離は数千マイルに達する。公道走行の認可を得たことで、テスト場所はラシュタット近くの公道B462に拡大した。この道路には、架線システムトラック「eHighway」用のインフラが整備されており、eHighwayの実証プロジェクト「eWayBW」に利用されている。ダイムラートラックには架線トラックの開発計画はないが、この路線でGenH2の公道走行試験を実施することで、電気自動車(EV)トラック「Mercedes-Benz eActros」や他社製の燃料電池トラック、架線トラックとの性能比較ができるとしている。

 同社は、2039年までに欧州、日本、北米で提供する新車は、すべて走行時カーボンニュートラルにすることを目指している。そのため、車両の電動化を進めるとともに、電気駆動システムと水素燃料電池を使うデュアルトラックの開発を進めている。こうした技術を展開することで、積載量が軽く走行距離が短い場合はEVトラック、積載量が重く走行距離が長い場合は燃料電池にするなど、顧客のユースケースに最適なオプションを提供できるようにする。