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 オークマは2021年10月29日、2022年3月期の連結純利益が前期比約5倍の105億円になる見通しだと発表した。従来予想を30億円上回る。21年4~9月期の堅調な受注や売り上げ状況、工作機械需要の先行きの見通しなどを踏まえて上方修正した。売上高の予想は同35.3%増の1670億円と、従来予想から100億円上方修正した。

 同日発表した21年4~9月期の連結業績は売上高が前年同期比33.6%増の773億9400万円、純利益は7.4倍の39億5800万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大がワクチン接種の進展によって抑制される中で、経済活動の正常化が進み、工作機械の需要が回復基調で推移した。

自動車部品向け金型のサンプル
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自動車部品向け金型のサンプル
オークマが工作機械展示会「メカトロテック ジャパン 2021(MECT2021)」(2021年10月20~23日、ポートメッセなごや)で出展したもの。同社の3軸マシニングセンターで切削した。(写真:日経クロステック)

 地域別では、米国市場は自動車や建設機械、産業機械など多くの産業に設備投資の動きが広がった。中小企業にも設備投資の動きがあり、工作機械の需要が大きく回復した。欧州市場は自動車と産業機械を中心に工作機械の需要が緩やかに回復。中国市場では、建設機械関連に一服感があったものの、自動車と産業機械関連の需要が拡大基調で推移した。

 一方、中国を除くアジア市場は新型コロナウイルスの感染拡大が続き、工作機械の需要は一進一退の動きだった。国内は半導体製造装置関連の需要が力強く、工作機械の需要は拡大基調で推移した。