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 トヨタ自動車は2021年10月29日、米国ケンタッキー州にある生産拠点、Toyota Kentucky(TMMK)のジョージタウン工場を、4億6000万ドルを投資して変革すると発表した。顧客の需要の変化に迅速に対応する体制づくりに加え、CO2排出量を削減するなど、将来に向けて機能を向上させる。

TMMKのジョージタウン工場
TMMKのジョージタウン工場
(写真:トヨタ自動車)
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 主な計画は三つ。一つは施設強化と運用改善だ。最新の生産技術および設備を導入し、工場のレイアウトを改善することで、工場の運用速度、柔軟性、競争力を向上させる。これにより、将来、電動車を含むさまざまな新車種を生産する能力を拡大する。

 二つ目はパワートレーン生産能力の拡充だ。具体的には、排気量2.4Lターボエンジンを生産するラインを新設する。新ラインは、幅広い北米生産車種に対応しており、市場のニーズに柔軟に対応できる。TMMKのパワートレーン工場では、2023年以降に大型燃料電池トラックで使う燃料電池モジュールも生産することが決まっている。

 三つめは直接雇用プログラムだ。同工場ではこれまでに、派遣会社を通じて雇用された1400人の非正規雇用者がいる。これをすべての新入社員と同様にトヨタの直接雇用とする。優秀な人材を維持確保するため採用活動を改善し、より包括的な職場環境を提供できる変更を実施するという。

 TMMKでは、「カムリ」「同ハイブリッド」「RAV4ハイブリッド」の生産は継続するが、Lexusブランドの「ES」と「同ハイブリッド」の生産は次の全面改良前に日本へ移管する。これにより、米国市場の需要に合わせながら、今後加わる新車種用のスペースを作る。